情報処理安全確保支援士試験に合格したけど、登録すべきかどうか悩んでいる そこのあなた!
すでに登録済みでオンライン講習や集合講習も受けた私がその悩みを解決しましょう。
メリット
登録すると以下のようなメリットがあります。
名称使用権が与えられる。
「情報処理安全確保支援士」という名称とロゴマークを使用することができます。これらを名刺に印刷すると「おっ、この人はできる人だな」って印象付けることができます。
逆に登録していない人がロゴや名称を使用すると罰せられます。
登録者の情報が公開される。
連絡先などの他に得意スキルなどを記載することができるので、自己アピールすることが可能です。
逆に「個人情報が公開されるのってデメリットじゃないの?」って思う人は登録時に個人情報を非公開にすることができます。
関連資格取得時に優遇される。
「情報セキュリティ監査人補」の資格を取得する際、筆記試験免除などの優遇処置を受けられます。
詳細は「高度情報セキュリティ資格特例制度|日本セキュリティ監査協会」を参照ください。
企業としてのメリットなら他にもあるんですが、資格取得者個人としてのメリットは このくらいでしょうか?
デメリット
実はデメリットもあります。
というかデメリットのほうがインパクト強くて、試験に合格しても登録しない人が多いようです。
登録費用がかかる。
登録するだけで以下の金額がかかります。
登録免許税(収入印紙):9,000円
登録手数料:10,700円
おまけに法務局に取りに行く書類とかもあって、結構面倒くさい。
毎年、講習を受講する必要がある。
しかも有料で結構高いです。
オンライン講習(毎年):20,000円
集合講習(3年に1回):80,000円
つまり合計すると3年で14万円かかります。
でも集合講習は他の人の考え方とかを知る機会ですし、上手くコミュニケーションを取ってビジネスチャンスにつなげることもできるかもしれないので良いと思います。(それでも価格とはつりあわないけどね)
遵守すべき決まりがある。
以下のような決まりがありますが、悪意をもって行動しない限り問題ではありません。
信用失墜行為の禁止
情報処理安全確保支援士は、情報処理安全確保支援士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。
(「情報処理の促進に関する法律」第二十四条)
秘密保持
情報処理安全確保支援士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。情報処理安全確保支援士でなくなった後においても、同様とする。
(「情報処理の促進に関する法律」第二十五条)
講習受講
情報処理安全確保支援士は、経済産業省令で定めるところにより、機構の行うサイバーセキュリティに関する講習を受けなければならない。
(「情報処理の促進に関する法律」第二十六条)
まとめ
上記のようなメリットとデメリットがありますが、やはりインパクトがあるのは費用面のデメリットだと思います。
それを踏まえて職業別に考えました。
会社員の方
自分の会社と相談して決めましょう。
会社側が資格に興味があって、登録費用と維持費用を負担してくれるなら登録すべきです。
自営および個人事業主の方
ぜひ登録しましょう。
登録時に得意スキルを記載して、名刺にもロゴを入れて、集合講習で受講者全員に名刺配るぐらいの勢いで ガンガン自己アピールしましょう!
学生の方
今は無理に登録する必要はありません。
履歴書には「情報処理安全確保支援士試験 合格」と書けばOKです。面接の時や就職後に会社と相談して、必要に応じて登録すれば問題なしです。
こんな感じですが、悩みは解決しそうでしょうか?
ちなみに自分の場合は、自腹で登録しました。その上で会社を説得すべく、実績作りを進めている最中ですよ!