先日、生まれて初めてぎっくり腰になりました。その時の状況や私がやったことの記録を、誰かの役に立つかもしれないので公開します。
そもそも ぎっくり腰とは
正式名称は「急性腰痛症」という漠然とした名前で、重い荷物を持ったりしたときに急に腰に激痛が走る症状のことを言います。欧米では「魔女の一撃」とも言うそうです。
簡単に言ってしまうと「腰の捻挫」ですが、腰は体重を一点で支える人間にとって重要な部位なので腰を痛めると何もできなくなってしまいます。
また、腰痛と言っても場合によっては「椎間板ヘルニア」や「脊椎圧迫骨折」などが原因の腰痛もあるので必ず病院を受診するべきです。
0日目
夜、床においてあるペットの猫トイレの掃除をしていて 立ち上がろうとした時、腰に激痛が走りそのまま動けなくなりました。
まさに「魔女の一撃」という感じの激痛で声も出せず、立つこともしゃがみこむこともできないまま中腰で固まっていました。
何十秒そのままの姿勢で固まっていたかわからないけど、少しずつ呼吸を整えて少しずつ動けるようなった。とにかく痛い。とりあえず家にあった湿布を貼ってその夜は なんとか眠りにつきました。
ぎっくり腰というと、重いものを持ち上げようとしたときに起きるってイメージがありますが、立ち上がろうとした時や重いと思ってた荷物が拍子抜けするぐらい軽かったって時にも起きるらしいです。
1日目
一夜明けて、目を覚ましたのはいいけど腰に激痛が走り、体を起こすことができません。
それでもなんとか体を起こして立ち上がったら、今度は一歩が踏み出せず 膝がプルプルと震え 全身から血の気が引く感じがして、気を失いそうになってきた。このまま救急車を呼んでもらおうかと悩んでいたら、少し楽になってきたので深呼吸して一歩踏み出した。
この時点で、ゆっくりと時間をかければ動ける状態だったので病院に向かうことにしました。
絶対に1日で回復しない自信があったので、会社には今日明日(木金)休むと言っておいた。
病院でレントゲンを撮って、その結果 問題となるところはなく いわゆる「ぎっくり腰」とのこと。先生の話では安静にしすぎるより無理のない範囲で日常生活を送ったほうが良いとのこと。
痛みが長く続くようであれば再受診すればいいと言われ、痛み止めの飲み薬と湿布が処方されただけでした。
家に帰っても、横になると起き上がるときにあの激痛が走るのが怖くて、ずっと椅子に座ってすごしてました。
2日目
横になった状態からの体の起こし方と立ち上がり方を覚えたので、昨日みたいに激痛で気を失いかけることはなかった。
立っていても座っていても痛いのは痛いけど、痛みに少し慣れてきたかもしれない。それでも全ての意識が腰に行ってるから、TV観てても本読んでても内容が頭に入ってきません。
地味ながら強敵は「せき」と「くしゃみ」 特にくしゃみは すると腰に激痛が走る。あと「笑い」も危険なのでTVのバラエティー番組とかに注意。
3日目
いつまでも痛い痛いと言ってられないので、ネットで見つけた腰痛予防のストレッチを無理のない範囲でやってみました。
どうやら前傾姿勢というか、お辞儀のように腰を後ろに突き出すような動作が特に痛い。あと腰にかかる負担具合が違うみたいで、正座はできるけど あぐらはできません。
4日目
朝のうちは昨日よりも痛みを強く感じたけど、午後になってだんだん楽になってきました。
明日から仕事に行くつもりなので、リハビリを兼ねて買い物に行ってみたけど、クルマの乗り降りが辛い。乗用車の助手席は腰痛には厳しすぎる。ミニバンとかの後部座席だと立って入れるぶん楽なのかな?
5日目
何日も仕事を休むわけにもいかないので出社しました。
仕事は基本的に椅子に座りっぱなしなので、仕事中は問題ない。ただ長時間座っていると、立ち上がる時に腰が固まったような状態になって辛い。でも、しばらく立っていると痛みも和らいでくるので一時的なもののようです。どちらかと言うと、立ちっぱなしのほうが楽かもしれない。
あと無意識に腰をかばってるせいか、モモやふくらはぎが痛むようになってきました。
10日目まで
家でも職場でも なるべく普段通りに動くようにしているし、気が付いたときに職場でもできる腰のストレッチをやってるせいか腰の痛みは和らいできました。
とはいえ油断大敵。何かの拍子に腰に痛みが差し込むことがあります。
それに今度はふくらはぎが痛むようになってきました。腰の負担がふくらはぎにきているのかな?
まとめ
10日目までの状況はこんな感じです。
私自身が感じたことですが、腰に激痛が走っても落ち着いて呼吸を整えれば、比較的短い時間で痛みが和らいできます。かなり痛いですがパニックにならないようにすれば大丈夫です。
あとはストレッチの効果でしょうか、10日目の時点で腰の痛みは ほぼなくなりました。でもまだ完治したわけではないので、その後なにかありましたら また記事にします。