補助輪つき自転車なんていらない

補助輪つき自転車なんていらない家族のこと

これはうちの子が自転車に乗れるようになるまでの記録です。

ちょっとした実験

私はうちの子が自転車に乗ることについて ちょっとした実験をしてみようと思いました。
それは「三輪車や補助輪付きの自転車に乗せない」ということでした。

きっかけはうちの子が歩き出したばかりの頃、3歳ぐらいの子供がバランスバイクを器用に乗りこなしているのを見て「バランスバイクから始めれば補助輪なしでも自転車に乗れるんじゃないか?」と思ったことです。

実際 そのような声もネットにはあったので、自分の子供で試してみることにしました。
結果として、先日その実験も終わり 普通の自転車に乗れるようになりました。

補助輪つきから始めるのが常識?

子供の自転車といえば最初は補助輪つきだと思ってませんか?
自分はそう思ってましたし、自分自身も幼い頃は補助輪つきの自転車に乗っていました。
でもうちの子はいきなり補助輪なしで自転車に乗れるようになりました。

最初はバランスバイク

3歳ぐらいの時に、三輪車ではなくバランスバイクを買ってあげました。
同じものではないですが、こんな感じのものです。

でも怖がりなうちの子は足がべったり付くにもかかわらず、親が手で支えていないと乗りたがりません。
おまけに買ったバランスバイクが不良品だったのか、すぐにサドルがグラグラになって その後もあまり乗ることはありませんでした。

いきなり自転車 その1

親の勝手な思い

小学1年生のころ、親の「そろそろ自転車に乗るようになってもいいだろう」という思いから、公園で補助輪なしのレンタルサイクルを借りて乗せてみました。
ところが親の思いだけでやってるので、本人のやる気がなく全然乗れませんでした。また 足でペダルを漕ぐ力がとても弱いこともわかりました。

その後

本人は自転車にはあまり乗りたいと思ってないようです。
それに中学校が徒歩通学圏内ということもあり、どうしても自転車が必要な環境ではないため 無理に乗せるようなことはしませんでした。
このまま大きくなって、自転車に乗れない大人になってもいいかなって思っていました。

いきなり自転車 その2

自転車が欲しい!

小学3年生になって、友達が自転車に乗ってるのを見たのか 乗れないクセに「自転車が欲しい!」と言ってきました。 それでも「練習して乗れるようになるから欲しい!」と言うので、近くの自転車屋さんに行って自分で選んでもらいました。

選んだ自転車は女の子らしくかわいいものですが、24インチなので体格に比べるとちょっと大きいかなって心配。でも自転車屋さんは足がつくから問題ないと言っていたので購入しました。

後日、ネットで同じ自転車を見つけました。これです。

いきなり乗れるの?

いきなりその辺の道路で乗るわけにもいかないので、車に自転車を積み込んで公園まで行きました。
今回は最初から怖がる様子もなく、やる気満々です。漕ぎだしのやり方や乗ってる時の視線とかを教えて、あとは親が手で支えながらある程度のスピードをつけてあげたら割と乗れそうな感じがしてきました。
といっても、最初の日は支えてる手を5秒くらい放すぐらいしか乗れませんでした。

次の日いきなり

自転車練習2日目にして、いきなり乗れるようになりました。
漕ぎだしだけはふらつくので手で支えたりしますが、その後はゆるいカーブでも乗れるようになりました。

その後

公園やサイクリングロードなどで練習を重ね、親の支えなしでも漕ぎだしから停止まで普通に乗れるようになりました。
でもまだふらつくので、怖くて公道デビューはまだまだです。ある程度自転車をコントロールできるようになったら、自転車の交通ルールを教えないといけません。

まとめ

子供の運動神経はすごいです。幼児用の補助輪つき自転車に乗った経験がなくても いきなり自転車に乗れるようになります。
あと、自転車の練習で気づいたことがいくつかありました。

本人のやる気が一番

「自転車に乗せたい」という親の思いよりも、「自転車に乗りたい」という本人の思いのほうが大事です。
本人のやる気が出るまで待つのもひとつの手だと思います。

スピードがあったほうがいい

自転車はある程度スピードを出したほうが安定します。子供の漕ぐ力に合わせて支えるよりも、安定する速度までスピードアップしてあげたほうが本人も乗れてる感があります。
はじめのうちはペダルを漕がなくても良いので、自転車に乗れてる体験をさせてあげましょう。

支えるのは荷台ではない

荷台を支えて後ろから押すと、子供が一人でハンドルを支えているのでどうしてもフラフラします。フラフラすると速度も出せないし、乗ってる本人も怖くなってきます。
ハンドル形状によってむつかしい場合もありますが、ハンドルを支えて並走するようにしましょう。
フラットハンドルであれば中央の接合部分を上から片手で押さえるとか、ママチャリのようなセミアップハンドルであればハンドルの端とサドルを両手で持つとか、ハンドルのふらつきを親がある程度制御すると安定するので怖くなくなります。

視線はまっすぐ前へ

人間は不思議なもので見ているほうに進む性質があります。右を見てると右に寄っていくし、左を見ていると左に吸い寄せられます。
慣れない自転車でペダルやハンドルが気になって 下を見ているとふらつきの原因になるので、まっすぐ前を見るように教えました。左右確認などの交通ルールは、ちゃんと乗れるようになってからです。

以上、こんな感じでうちの子は自転車の乗れるようになりました。

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