娘の不登校日記(2021年10月)

娘の不登校日記家族のこと

2021年10月の様子

学校に行かなくてもいいと伝えてから、その安心感からなのか、朝 起きた時の機嫌が良くなりました。
でも、寝る直前 布団に入るか入らないかの頃になると様子がおかしくなる。
頭が痛いとか めまいがするとか訴えたり、何もないのに突然泣き出したり、かと思えば笑いだしたりする。
精神的な何かがあるのだろうか?

あと、遅寝遅起きに拍車がかかり 朝食は毎日1人だけ後で食べるようになってしまいました。

こども発達センターの話

小児科の先生の紹介で、心療内科を中心に診てくれる「こども発達センター」に相談に行きました。
そこの先生とのカウンセリングでも「学校は無理に行く必要はない」「無理やりに行かせると、取り返しのつかないことになる」との趣旨の話をされました。
まずは心身ともに休息を取って、その後 学校に行くのが辛いのであれば、フリースクールのような代わりの施設に行くことも勧められました。

ただ 先生の話は理解できるのですが、昭和生まれの私たちには納得できません。「令和時代のやり方は生ぬるい」とすら感じてしまいます。
それでも私たちより沢山のケースを見ている先生の言葉なので、信じていくことにしました。

会社の取締役の話

同じ頃、私の会社の取締役が「不登校」や「引きこもり」の問題に詳しいとの噂を聞き、相談してみました。
取締役との面談では、今までの子供に対する接し方が良くなかった。単刀直入に言うと「過干渉」だと言われました。
他にもいろいろ言われたので箇条書きにすると以下のような感じ。

  • 今までの過干渉だった状態に対し、子供は必死に反発している。
    「○○しなさい」と言えば言うほど意地でもやらなくなる。実際に言葉にしていなくても、親が「○○してほしい」と期待しているのを感じ取って構えている。
  • 子どもが失敗しそうになっても先回りして止めないで、あえて失敗させることが大事。
    子供時代の失敗は大したことない。子供時代に失敗しないで大人になってから失敗すると取り返しのつかないことになる。命のかかわることと犯罪行為以外は、止めない。自由にやらせる。
  • 子供も1つの魂として接する。
    「大人の他人」と同じような接し方で良い。相手が大人の他人だったら「聞かれたら答えるけど、聞かれてもいないのに わざわざお節介を焼くこと」はしないだろう。だから何か言って来るまで見守るだけでいい。「何ならペットの爬虫類並みに食事を与えるだけでも良い」とも言われた。
  • 自分が幸せになってないのに、他人である自分の子供を幸せにできるはずがない。
    それ以前に自分とは違う魂だから幸せの価値観が違う。だから子供自身が思う幸せへの道を軌道修正するようなことをしてはいけない。

正直 話を聞いていて、心当たりがありすぎてグサグサきました。

つづく

自分たちが小学生の頃は学校に行くのが当たり前で、たまに休みたくても親に問答無用で叩き出されるという「昭和式」のやり方でした。
でも「平成式」「令和式」は違うんですね。どっちが良いのかは、あと10年くらい経たないとわからないんだろうな。

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